記事: ドッグフード切り替え、愛犬の腸内環境は何日で変わる?【犬の腸活】

ドッグフード切り替え、愛犬の腸内環境は何日で変わる?【犬の腸活】
ドッグフードを切り替えて、愛犬の腸内環境は何日で変わると思いますか?
実は、腸の中では思っている以上に早く変化が始まっているという研究があります。
今回は、ドッグフードの切り替えで愛犬の腸内細菌がどう変化するか、変化までの日数について、犬の腸活と日々のごはんの関係についてお届けします。

犬の腸内環境、フードの切り替えでどう変わる?
2022年、米イリノイ大学のKelly Swanson教授らの研究グループが、学術誌「Animal Microbiome」にひとつの研究結果を発表しました。
健康な成犬に同じドライフードを2週間与えて条件をそろえたのち、半数の犬には食物繊維を多く含むドライフードを、残り半数の犬には高脂肪・高タンパクの缶詰を、14日間与えて腸内細菌の様子を追跡したというものです。
栄養バランスが正反対の2つを比べてみたところ、おもしろい結果がでました。
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腸内細菌がつくりだす物質は、フードを切り替えてからわずか約2日で変化し始めていた。
- 約6日で、腸にすむ菌の顔ぶれが入れ替わった。
この研究では、たった1週間で、愛犬の腸内環境が変わることがわかりました。
腸の中の菌たちは、思っているよりずっと敏感に、毎日のごはんに反応しているということ。
変化の速さに加えて、腸内細菌の質も変化したことが次にまとめられています▼
愛犬の腸活フードで腸内細菌はこんなに変わる
①食物繊維が豊富なドッグフードと、②高脂肪・高タンパクのドッグフード。
この2つのドッグフードを比較したところ、腸内環境に違いが見られました。
▍① 食物繊維を多く含むドライフードの場合
食物繊維が豊富なドライフードを食べた場合、腸のエネルギー源になる物質が増えました。
▍② 高脂肪・高タンパクの缶詰の場合
高脂肪・高タンパクのフードを食べた場合、タンパク質が分解されてできる物質(アンモニアやインドールなど)、うんちの臭いのもとになる物質が増えました。
栄養バランスが正反対に近い2種類のフードを、あえて極端に振って比較したところ、腸内環境がわかりやすく変化したことがわかりました。

愛犬の腸内環境を「毎日のごはん」で整える
愛犬の腸活は「サプリメントや特別なケアをしなければ」と考える方も多いかもしれません。
ですが、この研究が示しているのは、愛犬の腸の中は毎日のごはんに対して、思っている以上に敏感に反応しているという事実です。
つまり、愛犬の毎日のフードを腸活フードに切り替えるで、愛犬の腸内環境が整っていくということ。
だからこそ、まず見直したいのは「毎日のごはん」。
毎日食べるフードで、腸内環境を整えてみることをオススメします。
まずは10日、腸活フードを続けてみてください
腸内細菌は、数日で入れ替わります。
だからこそ、毎日食べるフードを腸活フードに切り替えて、愛犬の腸内環境を整えて、健康な体を目指してみてください。
なお、ドッグフードを切り替える際も、同じように愛犬の腸内環境へ負担がかかるので、少しずつ新しいフードの割合を増やしていくことをオススメします。
急な切り替えが負担になる子もいるので、この点は頭の片隅に置いておいてくださいね。

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フードを切り替えたら、うんちの変化が腸内環境のサイン
10日ほど腸活フードを続けてみたら、ぜひ見てあげてほしいのが、うんちの様子です。
▍① うんちの柔らかさ
愛犬が力まずに、スルンとうんちを出しているかどうか。
しっとりと湿っていて、地面やシートに少し跡がつくくらいの程よく柔らかいうんちかどうかにご注目ください。
飼い主さんの中には、コロっとした硬めのうんちがよいと考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、つまみ上げても形が崩れない程度のバナナ状のうんちが理想とされています。
▍② うんちのにおい
腸内環境が整ってくると、うんちがあまり匂わなくなります。
反対に、腸内環境が整っていなく、悪玉菌が多いうんちは、強い臭いがあります。
うんちの匂いはわかりやすい指標になるので、屋内でうんちをしている場合は、注目してみてください。
▍③ うんちの量や回数
腸活フードを食べ始めたことで腸が動きはじめ、うんちの回数や量が増える傾向にあります。
うんちの変化は、腸内環境の変化のバロメーター。
獣医師でも他の誰でもなく、毎日いちばん近くで愛犬を見ている飼い主さんだからこそ、いちばんに気づけるサインです。
腸活フードに切り替えてみたら、まずは1週間。
愛犬の腸内環境の変化は、うんちに現れます。
愛犬のうんちにご注目くださいね!

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療を推奨するものではありません。気になる症状がある場合は獣医師にご相談ください。


