連日、ニュースでも熱中症の警戒が呼びかけられる猛暑日。散歩時間を変更したり、水分補給を意識したり、対策をされている方も多いのではないでしょうか。
そもそも夏バテとは、暑さから体を守るためにエネルギーを使うことで、自律神経に過剰な負担がかかり、引き起こされる体調不良です。
食欲が落ちたり、うんちがゆるくなったり…吐いてしまったり。
「暑さにやられた」と聞くと、あまり重く捉えない方もいらっしゃるかもしれません。。。しかし、暑さに弱い犬の場合は危険な状態。命に関わる熱中症の手前といっても、過言ではありません。
高体温にならない環境づくりはもちろん、体温や心拍、呼吸など、生命活動を司る自律神経を“いかに正常に保ち続けるか”が重要です。
生命活動を司る自律神経は、腸に左右される!
自律神経は、腸内環境に大きな影響を受けることがわかっています。
腸内環境が悪化すると、その情報が脳に伝わり、自律神経が乱れる。一方、腸の動きが活発であれば、自律神経も正常に働いてくれる。
自律神経が正常に働けば…
- 熱を逃すなど、体温調節もうまく機能する
- 血流がよく、全身に必要な栄養が行き渡る
- 胃腸の働きがよくなる、食欲も高まる
“腸活”は、猛暑から愛犬を守る一つの方法なのです。
すでに夏バテのような体調不良が見られる子は、消化にやさしいフードへの切り替えや、乳酸菌をとり入れるなど、腸を労りながら、暑さに負けない体づくりを目指してほしいと思います。